計算機
パーツリストからカット図面、シート枚数、素材発注書を作成します。ブラウザで動作する無料ツールです。
カットシート(またはカッティングリスト、カットリスト)は、設計図と鋸の橋渡しをするドキュメントです。パーツの名前、長さ、幅、厚さ、数量、素材を一覧にします。優れたカットシートはさらに、どのパーツをどのシートから切り出すか、どの順序でカットするか、作業後に棚に残るべき端材はどれかまで示します。
この後半部分がもっとも困難です。配置を決定するのは膨大な選択肢があるレイアウト問題であり、適切な計画と不注意な計画の差は、通常1つの作業につき1〜2枚の素材の無駄として現れます。カットシート計算機はその計算を代行します。パーツリストを受け取り、在庫素材にパーツを当てはめ、各シートの図面と購入すべきシート枚数を算出します。
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図面上の各長方形はパーツを表し、リストと一致するラベル、正確な位置と寸法が表示されます。端材の位置はハイライト表示されるため、再利用可能な素材を廃棄する前に特定できます。PDFエクスポートは現場での使用を想定しており、分かりやすい図面に加え、パーツごとのエッジバンディングや削り出しの要件も記載されます。
パーツはラベルとして印刷することもでき、各ラベルにはパーツの小さな図面と、あらゆるデバイスで詳細なプレビューを開くためのQRコードが記載されます。60個のパーツがあり、3種類の厚さが混在するようなジョブでは、カットしながらラベルを貼ることで、組み立て作業が「考古学的な発掘作業」になってしまうのを防ぐことができます。
寸法は記録の始まりに過ぎません。どのエッジに縁貼り(バンディング)を施すかをメモしてください。縁貼りをすると仕上がりサイズが変わりますが、計算機はその余裕を自動で計算できます。木目の方向が重要なパーツにはフラグを立ててください。方向を固定すると、素材上でのパーツの配置場所が制限されるからです。また、組み立て後に最終サイズにトリミングするパーツ(フェイスフレームのパネルなど)がある場合は、後で足りないことが判明するよりも、今のうちに大きめのサイズでリスト化しておきましょう。完全なパーツ記録に基づいて作成されたカットシートは、現場の作業にも耐えられます。単なる寸法だけのリストは、現場に出て1時間もしないうちに手書きで修正が書き込まれ、その修正がデータに戻ることはありません。
よくある間違いは、素材の枚数を面積で計算してしまうことです。パーツの合計面積を素材の面積で割ると、常に過小評価になります。パーツは硬い長方形であり、残ったスペースは細すぎて使えない端材として分散してしまうからです。2つ目の間違いは、切り代(カーフ)を忘れることです。カットするたびに刃の厚み分が失われます。素材を多くの細長いパーツに切り出す場合、その刃の厚みの合計は、パーツ1つ分に近い量になります。すべてのカットで切り代を考慮し、実際のパーツが収まるスペースのみをカウントする計算機を使えば、そのまま発注に使える数値が得られます。
この根本的な問題は、何十年もの間、研究者を悩ませてきました。なぜスプレッドシートの数式ではこれがうまく機能しないのかを知りたい場合は、「素材切り出し問題(stock cutting problem)」に関する記事から読み始めるのが良いでしょう。
同じパーツリスト形式で、合板やMDFのシート材、木材の長さ、パイプや型材、そしてビニールやファブリックのロール材までカバーできます。シートパーツには長さと幅があります。長尺(リニア)パーツには長さのみがあり、1次元の素材に適した別のアルゴリズムで解決されます。詳細は「長尺カットリスト計算機」のページで説明されています。木目方向や突き板など、合板特有の事項については「合板カット計算機」をご覧ください。
素材サイズに価格を設定すれば、カットシートは原価計算された資材発注書になります。これは、資材を確保する前に顧客に見積もりを提示したい場合に便利です。結果はリンクで誰とでも共有できるため、板材を購入する担当者とカットする担当者が、2枚の写真ではなく同じドキュメントを見て作業を進めることができます。
各カットでは、パーツの寸法に加えて刃の切り代(テーブルソーでは通常3mm)が消費されます。したがって、400mmのカットを3回行うには、1200mmではなく1209mmの板が必要です。これを40個のパーツと数枚の素材全体で行うと、算術だけが難しいわけではなくなります。本当の難しさは「カットの順序」にあります。各カットが、残りのパネルから何が作れるかを制限してしまうからです。計算機はこのカット順序を解決します。
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